【長崎 卓 国土交通省地方振興課長 挨拶要旨】
 国土交通省は国土を支えるインフラの整備、維持管理ということを主要な業務としております。例えば、山村地域と都市とをつなぐ道路のネットワーク、高齢化が進む中で重要性の増している公共交通、特に山間部でのバス交通をどう維持していくか、人口が減少していく中でいくつもの集落に分散していては生活機能を維持していけないのでどこかに集約して機能を維持していこうと、これはちいさな拠点という言い方をしておりますが、そういった政策を打ち出して地域の生活環境維持していくための取組みなどいろいろ努めております。
 また、中谷会長から川下施策というお話もありましたが、山村地域の主要な産物である木材の需要拡大という観点で、住宅とか建築分野における木材の需要を拡大するための方策にも取り組んでいます。24年度から住宅局でやっていますが、地域型住宅ブランド化事業を始めました。これは、木材の生産者の方々から設計・施工・工務店に至る方々が地域においてグループを組んで優良な地域材を使った木造住宅を供給していくことに対して一戸当たり最大100万円まで補助金を出しますという事業です。去年これに取り組むグループを募集したところ700を超えるグループから応募があり、最終的に478グループが採択されて、地域材を使った優良木材住宅が実際に供給されたと伺っています。本年度もこの事業は続けております。
 また、一般建築の分野でも従来は例えばコンクリートとか鉄とかでつくっていた事務所とか倉庫とかにもどんどん木材を使っていこうということで、そういうことに先導的に取り組む事業者に対して補助を行う木造建築技術先導事業にも現在取り組んでいます。
 インフラの整備あるいは生活環境の整備さらには産業を間接的に支える様々な取り組みを国土交通省として進めています。今後ともこうした取り組みを関係省庁と連携して一生懸命進めてまいります。