【中谷 元 会長(衆議院議員)挨拶要旨】
 理事会を開催しましたところ、役員の皆様には全国各地から上京していただきまして、有難うございます。また、宮下先生、関係省庁の課・室長さんに出席いただきまして有難うございます。皆様には日頃から山村振興のために大変なご尽力いただいておりまして、心から感謝申し上げます。
 役員の皆様はそれぞれの地域の責任者ということで山村地域における行政並びに住民自治、サービスの実行につきまして、大変なご尽力をいただいているところであります。高齢化が進み、過疎化も歯止めがかかっていないような状況ではありますが、山村の役割は水、空気、国土保全など非常に公益的なものがあるわけでして、山村を国策の中で位置付けてもらうべく全国の皆さんが集まってこの全国山村振興連盟を結成しております。かなり歴史と実績のある組織でありまして、こういう時代だからこそ、この連盟は大事だという意識を持ちまして、取り組んでいる最中であります。
 3年3ケ月政権を失っておりまして、自民党は昨年の暮れの総選挙を通じて政権に復帰しました。この間、政治が決められないというような状況もありましたし、政治家と官僚の関係も円滑に行っていないようなこともありましたが、今の政権ではとにかく地域の声を吸い上げてそれが行政に活かされるよう全力を尽くしている最中であります。
 政権復帰後、まず、15か月予算を編成し、山村に対する予算も総額において厚みを増しております。農村集落の活性化ということでハード、ソフトの事業の充実、また、鳥獣被害防止のための予算も充実されました。
 現行の山村振興法が平成27年3月末に期限を迎えますが、現状を見るにつけ、山村振興法による法的根拠の必要性がなお一層高まっていると認識しており、その延長と内容の充実をしなければならないということで、関係省庁の協力をいただいて、その準備を進めてまいりたいと思います。このことについて皆様のご意見もいただきたいと思います。
 今、参議院議員選挙が行われていますが、自民党は「J-ファイル2013 総合政策集」の中で中山間地域対策や地域振興策を取り上げています。TPPについては、農林業や漁業など一次産業はしっかり守るということ約束しておりますので、これを実現すべく、国益が守れるよう総力を挙げてまいります。農業、林業の将来ビジョンにつきましても、10年間の目標を立て、10年間で所得が倍になることを目標にしてそれに向かって努力することにしております。目標を立てたから必ず倍になるというものではありませんで、それに向かって努力すれば成果が出てきます。丁度50年前の高度成長時代に所得倍増という目標を掲げましたが、その目標は当時の日本人が非常に努力して成し遂げました。しかし、それによって地方特に山間部で人口の流出など弊害が起こったわけでありまして、今度は地方で逆に所得が倍増できるようにということで、いろんな政策を掲げております。農業については、農地バンクというものがありますが、そういうものを通じて農地特に耕作放棄地などが新たな担い手で利活用できるようにする、多面的機能を有する農業、林業に対してそれに着目した対策を講じる、川下戦略としては、6次産業化で山村で付加価値を付けて流通に回していく、輸出倍増ということで海外に木材や農産物を輸出していく、というようなことを盛り込んでおり、国をあげて総力をあげて取り組んでいくことにしています。宮下先生が経済産業部会長をしていますので、物流とか川下戦略においては、共に協力して取り組んでいきたいと思っています。
 本日の理事会は概算要求に向けての要望書、事業報告、収支決算が議題ですが、ご審議いただきますようお願い致します。