【中谷 元 会長 (衆議院議員)の挨拶要旨】
 本日は、本年度の第2回目の理事会の開催ということで、お忙しい中、全国各地で市町村長、地域の団体の長をされている皆様方にご出席いただきありがとうございます。皆様方は日頃から地域振興の責任者、リーダーとして、それぞれの地域で山村振興について大変なご尽力をいただいておりまして、心から感謝とお礼を申し上げる次第であります。
 また、国会議員の役員として、自由民主党の農林水産戦略調査会長代行の宮腰先生に出席いただいております。自民党では新しい農林行政を推進するということで、農地の管理機構、農業の多面的機能の問題などについて、宮腰先生が中心になって検討を進めていただいております。
 また、吉野先生は自由民主党の林業問題の責任者でありまして。森林経営計画等におきまして活用しづらい状態でありましたが、所有者・技術者が意欲をもって林業経営に当たられるにしようということで、取組んでいただいております。
 また、来賓ということで、課長さん、室長さんをはじめ関係省庁の方々に出席いただいていますが、日頃から、山村振興のためにご尽力いただいていることに感謝申し上げます。
 現在、台風が27号、28号と二つ来ており、複合して動きが読めない状況です。先の26号の台風によりまして、伊豆大島で44名の死者・行方不明者が生じ、懸命の捜索・救出活動が進められております。この状況を見まして、自然の猛威がいかにすごいものかを痛感します。派遣された自衛隊員に聞いてみますと、とにかく土砂の量が多く、二重三重に土砂崩壊があり、土砂が相当堆積して救出活動も非常に困難を極めているとのことでした。改めて森林の持つ防災機能、これが非常に重要であることが認識されており、国土保全機能を高めるためにも、国としても森林への対応をしていかなければならないと思います。しかし、残念ながら、国会での議論を聞いておりましても、未だに、公共事業は無駄だとの主張をされる議員がいまして、結局政府の方もや極力無駄使いはしないような公共事業にしますというような答弁になっています。地方においてはやらなければならない事業が沢山ありまして、そのための予算確保が重要なことであります。特に山村地域におきましても相当な予算を必要とされる事業がありまして、それらの事業を実現するために我々としても全力で対応していきたいと思います。
 今回の概算要求につきまして当連盟も政府へ要望を行っておりますが、政府の概算要求におきましては、山村集落の活性化のためのハード・ソフト事業の充実、手厚い鳥獣被害対策、山村地域に対する事業の実施の配慮、多面的機能発揮のための事業等が盛り込まれているところでありますが、引き続き、山村振興のための予算の実現に向けて要望等を行っていきたいと存じます。
 現在の山村振興法は平成27年3月に期限を迎えることになっています。山村振興のための法的根拠はますます重要性を増しておりますので、我々としては延長、内容の充実を図っていかなくてはならないと思っています。連盟としては、その内容の充実を如何に図っていくかということで検討会を立ち上げて、来年の夏頃に向けてその内容の取りまとめを行うこととしています。それを、政府、国会に働きかけていくことを考えています。
 その成り行きを全国の農林水産業関係の人々が心配をされているTTPにつきましては、現在、政府が交渉を進めていますが、我々としては選挙で約束したこと、国会で決議をしたことを踏まえて、党でも大事なものはしっかりと守って行くということで具体的に要望項目を揚げており、これらがしっかりと守れるように政府に対して申し入れをしておりまして、この方針はいささかも変わっておりません。今後交渉が煮詰まりますが、約束をしたとおりしっかり守っていきたいと思っています。
 総会に向けての理事会の議案がいくつかありますが、よろしくご審議を頂きますようお願いを申しあげまして、冒頭のご挨拶とさせていただきます。