【米田博次 農林水産省中山間地域振興課長 挨拶要旨】

 農林水産省では本年1月に「攻めの農林水産業推進本部」を設置しました。その中で農林水産業を産業として強くする取り組みと、多面的機能の発揮を図る取り組みの一体的な推進に向けて取り組んでいるところであります。また、本年6月に閣議決定された「日本再興戦略」におきましても、農林水産業を成長産業として、今後10年間で6次産業化を進める中で農業・農村全体の所得を倍増させることとしているところであります。
 農林水産省においては、これらの指針に基づき、平成26年度概算要求において、前年度比13.6%増の2兆6千億円の要求を行っているところであります。
 農村振興局におきましては、活力ある農山漁村対策として、都市と農山漁村の共生・対流等に係る4つの省庁連携プロジェクトを行うということで、都市農村共生・対流総合対策交付金等を活用して「子ども農山漁村交流プロジェクト」、中山間地域でも増えている廃校を関係省庁と連携して多機能な拠点施設等として整備する「空き家・廃校活用交流プロジェクト」、「「農」と福祉の連携プロジェクト」、「「農」を楽しめるまちづくりプロジェクト」を実施することにしています。
 また、棚田・疎水など将来に残すべき農村景観・資源の保全・復元・継承をソフト・ハードの両面から支援するための新たな事業、野生鳥獣被害防止活動等を総合的に支援する交付金の増額等各種施策の充実について要求しているところであり、山村振興のための所要の予算の確保に全力を尽くしてまいります。
 山村地域の振興につきましては、これまで、山村振興法に基づき生活環境の整備等による地域格差の是正、農林水産業をはじめとする産業の振興等様々な施策を講じてきたところでありますが、平成26年度末には山村振興法の期限切れとなります。昭和40年の法制定以来、50年目の節目となる重要な時期を迎えることとなります。農林水産省としても、これまで実施してきた施策の効果の検証等を行いつつ、皆様のご意見も伺いながら山村振興施策が地域の実情に即したものとなるよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、引き続きご指導の程お願いいたします。