【吉川貴盛 農林水産副大臣挨拶】

 ご紹介をいただきました農林水産副大臣を拝命しております吉川貴盛でございます。本来でありますれば、林大臣がこの会場に参りまして皆様に親しくご挨拶をされご苦労されている多くの皆様のご意見に耳を傾けたい、そういう思いでありましたが、国会の都合で私が代理で参りましたことをお詫び申し上げます。
 本日ここに、平成25年度の全国山村振興連盟の総会が開催されました。日頃から中谷会長をはじめ市町村長の皆様におかれましては、山村振興のために先頭に立って、ご努力、ご尽力をいただいておりますことを農林水産省を代表いたしまして心から厚く御礼を申し上げますとともにその特段のご努力に対しましては、心から敬意を表したいと存じます。また、山村振興特別委員会の坂本委員長をはじめご来賓の皆様が沢山お見えでございますが、皆様と一緒になって私共もしっかりとこの山村を振興できますように努力をしてまいりますことを、まずもって決意を申し上げさせていただく次第であります。
 我が国の国土面積の約5割を占める山村は、食料や木材の供給をはじめ、国土の保全、水源のかん養などの多面的機能を有しておりまして、国民の豊かな暮らしの実現に大変貴重な役割を果たしております。
 山村の多面的機能は、山村に人々が生活し、そこで営まれる農林業を通じて発揮されるものでありまして、その振興を図ることは我が国の発展にとって極めて重要であると考えております。
 しかしながら、山村を取り巻く環境は、過疎化や高齢化の進行、農林業の低迷、鳥獣被害の深刻化などによりまして、大変厳しい状況にあることも確かなことでもございます。 農林水産省といたしましては、本年1月に大臣を本部長といたしまして「攻めの農林水産業推進本部」を設置いたしました。農林水産業の競争力強化のための産業政策と多面的機能の発揮を図る地域政策の一体的な推進に向けまして、与党との議論を踏まえつつ、検討を進めているところです。
 山村地域の振興につきましては、地域の基幹産業である農林業の担い手をしっかりと育てていくとともに、多面的機能の維持・発揮のための直接支払を導入し、施策の充実を図っていく必要があると考えております。
 また、山村の最大の資源であります森林資源の活用につきましては、本年10月に閣議決定されました「全国森林計画」に基づき、森林の適切な整備・保全を進めつつ、森林の多面的機能の持続的な発揮に取り組むとともに、木材利用ポイントなどの新たな制度も活用しながら、需要と供給の両面において、総合的に支援していくこととしております。
 山村振興法は、ご承知のように平成26年度末をもって期限切れを迎えることになります。
 農林水産省といたしましては、関係各省とも連携をいたしまして、皆様の御意見を伺いながら、地域の実情に配慮したきめ細やかな政策の実現に最大限努めてまいりたいと思いますので、皆様方の一層の御支援、御協力をお願い申し上げる次第でございます。
 終わりになりますが、我が国山村のますますの御発展と、本日御参集の皆様方の御健勝、御活躍を祈念いたしますとともに、中谷会長を先頭にして山村振興がますます図られますよう心からお祈りを申し上げさせていただきまして、意を尽くしませんが私のお祝いの言葉にかえさせていただいます。
 本日の総会、おめでとうございました。