【石破 茂 地方創生担当大臣 挨拶】

 皆様おはようございます。
 ご紹介をいただきました会員のひとりでもあります、地方創生を担当する国務大臣の石破でございます。長年の友人であります中谷 元さんが会長を務められる本連
盟が本年も大勢の方々お集まりの上、大会が開催されますことをお喜び申し上げます。
 また、山村振興法の延長あるいは改正につきまして、会長から縷々お話がございました。政府としても、その意を体しまして最大限配慮してまいりたいと存じます。
 国土の67パーセントが森林でありますように、地方創生と言った時に、この森林・山村をどうするかというのが、実は一番のテーマのはずであります。
 昨日も申し上げたかと思いますが、円が高いからといっては国が潰れると言って大騒ぎになり、円が安いからといっては国が潰れると言って大騒ぎになる。一体どちらが本当なのか、ここは良く分からないところであります。
 なんでこういう国家になったかというと、食料並びにエネルギーの大半を外国に依存しているからであります。外国のいろんな要因により、この国が上へ下への大騒ぎになるという国家は、自立した国家とはいえないと思っています。食料そしてエネルギー、この源はほとんど山村にあるのであって、都市にあるわけではありません。私共は、都市を潰して山村を豊かにしようとかそういうことを申し上げているわけであはありません。
 脅かすようですが、あと5分後に首都直下型地震が起こってもちっとも不思議ではありません。あるいは、富士山が大噴火をしてもちっとも不思議ではないのであります。
 この東京に人と富が集中しているということが、国家にとっていかに危ういことであるか、この東京をより安全で快適で活力ある場所としていくこと、そしてまた、山村を豊かにしていくことは決して相反する概念ではございません。
 地方創生というのは、日本創生だと思っております。この日本の国のあり方を根本から変える、という試みであります。今まで、列島改造論とか田園都市構想とかふるさと創生とかいろんな試みがございました。今後、私共の内閣でこの地方創生に取り組んでいますのは、もう後がないという危機感であります。
 そして、我が国日本国は大きな課題を抱えております。課題先進国であって、この解決をなすこと、山村を豊かにしていくこと活性化していくことは、今の時代に生きる我々が次の世代に対し果たすべき責任である、世界に対して果たすべき責任である、そういうものだと思っています。
 いつの時代も国を変えるのは中央ではありません。いつの時代も国を変えるのは地方であります。地方が日本国を変える、その責任を我々は負っていると考えております。
 山村の活性化に対しましては、私共は国家を挙げて取り組んでまいります。
 CLTというものがあります。それが何時かできたらいいねというみたいなお話なのですが、国交省並びに林野庁ともに手を携えて、いついつまでに何をやるということを明確にしてあります。何時かできればいいねというのではありません。いついつまでになにをやるかということを明確にしなければなりません。バイオマスも面白いねみたいな話をしていても仕方がないのであって、これを如何にして確立していくかということは、我国自立のためにどうしても必要なことであります。
 鳥獣による被害も、これに対してICTを活用した鳥獣被害の最小化ということにも正面から全力で取り組んでまいります。
 いろんな知恵が地方にあるのであって、それを日本国再生のために最大限活用したいと
考えている次第であります。地方が日本国を救うのだ、それが我々が次の世代そして世界に対して果たすべき責任である、そういう思いのもと取り組んでまいります。本連盟がどうか、中谷会長を先頭に、お力を賜りますことを心からお願いし、ご挨拶を終わります。ありがとうございました。