「聞き書き」とは、話し手の言葉を一字一句全て書き起こしたのち、一つの文章にまとめる手法です。農山漁村における過疎化が進み、暮らしに必要なものを森や海、川から得て暮らしていくための知恵や技術が失われつつあります。こうした中、全国から選ばれた高校生たちが、森や海、川とともに生きる知恵や技を持つ「名手・名人」を訪ね、一対一で「聞き書き」し、その成果を発信する活動を、平成14年から「聞き書き甲子園」として実施しています。
 これまでは、関連団体により全国から選定・表彰された「森の名手・名人」、「海・川の名人」を対象として実施してきましたが、来年度(平成31年度)の実施からは、「名人」の技や伝統・文化の基盤である「地域」にスポットを当てる観点から、本取組に御協力いただく市町村(地域)を公募し、市町村単位で推薦いただく複数の「名人」の方々を高校生達が訪問し、「聞き書き」する方法により実施します。
 これにより、「自然と向き合う仕事の大切さ」や「地域ごとに特色ある生活文化の豊かさ」を広め、あわせて未来を担う次世代の育成につなげるとともに、御協力いただいた市町村に対しては、地域で長年にわたり育まれてきた「なりわい」や「生活文化」について幅広い世代が再認識し、地域の未来のあり方を皆で考える「場」を提供できればと考えています。

 本取組に賛同し、御協力いただける市町村の御応募をお待ちしています。

     

公募期間:平成31年6月28日(木)から9月28日(金)まで
※本公募の対象は市町村とし、「聞き書き」の対象となる複数の名人を推薦いただくことが要件となります。市町村を窓口として「地域団体」(地域自治組織や市民活動団体、事業協同組合等)が応募することや、市町村が連名で応募することもできます。
※公募要領は、公募開始日に「聞き書き甲子園」や農林水産省等のWebサイトで公表します。

主催:聞き書き甲子園実行委員会
農林水産省/文部科学省/環境省/国土緑化推進機構/NPO法人共存の森ネットワーク
後援(申請中):総務省/全国知事会/全国市長会/全国町村会/全国山村振興連盟/全国過疎地域自立促進連盟/NPO法人「日本で最も美しい村」連合ほか

※本取組は、(株)ファミリーマートをはじめ、複数の企業・団体の協賛協力により実施しています。


お問い合わせ:〒156-0043
 東京都世田谷区松原1−11−26 コスモリヴェール松原301

  聞き書き甲子園実行委員会事務局(NPO法人共存の森ネットワーク内)

  電話     03−6432−6580
  ファクシミリ 03−6432−6590
  メール    mori@kyouzon.org

市町村(地域)公募から第18回「聞き書き甲子園」開催の流れ

H30 7〜9月 協力市町村の公募 ※10月末に全国で10〜12の市町村を選定
H31 2月末  選定された市町村から5〜8名の「名人」推薦書を提出

         ※実行委員会と調整を行い、3月下旬には「名人」を決定

名人とは・・・林業、水産業、工芸など、地域の自然と関わる仕事に長年従事し、先人からの知恵や技(わざ)を受け継いできた方です。




第18回(平成31年度)「聞き書き甲子園」開催スケジュール
[H31]5月〜6月 矢印: 右:   8月中旬 矢印: 右:   9〜12月 矢印: 右:   [H32]3月中旬
高校生募集 事前研修会(都内) 名人への取材・作品づくり 成果発表会(都内他)
参加高校生が東京に集まります。「聞き書き」の手法や取材する地域や名人の仕事について学びます。

高校生が名人を訪問し、一対一で取材し、作品にまとめます。
[一人の高校生につき、2回

程度の取材を予定]
高校生が「聞き書き」を通して学んだことや、取材した地域の魅力を発表し、将来の夢や希望を語ります。

 




高校生と名人の出会いは、地域の元気につながります

「名人」が語る人生や地域のことは、高校生にとって、はじめは「他人ごと」です。しかし、作品をまとめる過程で、名人や地域への共感が生まれ、「自分ごと」に変わっていきます。「森が泣いている」「村が寂しくなった」と語る「名人」への思いから、里山里海の保全や地域活性化などに取り組む卒業生の活動も生まれました。
また、社会人となって、農山村地域にI・Uターンする若者も増えています。

「聞き書き甲子園」は、祖父母の世代から孫の世代へと、その知恵や技のみならず、心をつなぐ活動です。

 

 



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