年 頭 の ご 挨 拶

   


全国山村振興連盟
会長 保 利 耕 輔


新年お目出度うございます。
この度、当連盟の会長職に選任されました。
かって私は自民党の山村振興対策特別委員会の委員長を務めていたところでありますが、経済・社会の激動する今日、山村地域住民はもとより国家・国民の立場からも誠に重要な課題である山村問題に取り組むこの仕事を担うことになり、気持ちの引き締まる思いが致しております。
 21世紀を迎えるこの新しい時代のもとで、希望に満ちた経済活動なり生活を営むことの出来る山村を築き上げていくことが出来るよう、連盟会員の皆様方と力を合わせ努力して参りたいと存じますので宜しくお願い申し上げます。
 平成13年度の予算編成に当たりましては、国の財政事情等が厳しい中にあって、会員の皆様のご熱意を踏まえ関係各省庁が新山村振興等農林漁業特別対策事業をはじめとする山村振興予算の確保に努力され、必要な予算を組んで頂いていることは感謝にたえません。
 同時に、国の予算措置が実行に移されるに当たって各省庁の行政に求められている「より高い政策効果を挙げることの出来る事業の実施」への要請に適切に応えていくことが出来るよう、山村自治体の立場からも努力していくことが必要と思うのであります。
 山村振興法は、昭和40年に制定された旧い歴史を有する制度であり今日まで多くの事業・施策がこのもとで積み重ねられて参りましたが、中央省庁再編の一環として、この所管が本年1月から国土庁から農林水産省・総務省・国土交通省の三省に移管されることになりました。
 ご承知のとおり山村振興法は、国土の保全・水資源のかん養・自然環境の保全などに大きな役割を果たしている山村が、産業基盤や生活環境の整備等の面で他の地域に比較して低位にある中で、山村振興に関する目標を明らかにし計画を作成し、これに基づいて農林業の生産・加工などをはじめ、交通施設、通信施設、医療教育・文化その他に亘って必要な事業、施策を講ずることとしており、まことに行き届いた規定を設けております。
 これらは広く各省庁の所管にわたっており、私どもは、この度の山村振興行政の移管を機に、窓口となる農林水産省をはじめ各省庁の行政が、一層充実した内容のもとに総合性をもって実施されるようお願いをし、ご支援を得ていかなければなりません。
 他地域に先駆けて少子化・高齢化などの厳しい事態に直面している山村地域が、これを克服する対策についても、先駆けとしての役割を発揮できるよう、各自治体が意欲的に様々な試みに取り組まれることを念願し、また連盟の立場からもこれらの動き・活動をどのようにすれば支援していくことが出来るかを真剣に考えて参らなければならないと思っております。
 年頭に当たり所懐の一端を申し述べるとともに、全国の山村のご発展と会員の皆様方の一層のご活躍を心よりお祈り申し上げ私のご挨拶と致します。

     


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