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年 頭 の ご 挨 拶
  

       全国山村振興連盟
会長 保 利 耕 輔

    
 新年明けましておめでとうございます。
 会員の皆様方には、ご健勝で新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
 会員の皆様方には、少子化・高齢化の進展、林業等産業の停滞、財政事情の悪化等の厳しい状況の中で、山村振興のため日夜ご努力されていますことに、心から深く敬意を表する次第であります。
 平成14年度の予算編成に当たりましては、国の財政事情が厳しい中にあって、会員の皆様方のご熱意を戴して、国会の諸先生方、関係省庁におかれては山村振興予算の確保にご努力いただき、厚くお礼申し上げます。
 さて、全国山村振興連盟としては、これまで森林、山村に関してその重要性、政策の拡充の必要性等を訴えてまいりましたが、昨年7月、「森林・林業基本法」が制定され、私どもの主張の趣旨が盛り込まれました。
年頭に当たり、あらためて山村の果たしている役割について認識を深め、会員の皆様方と供に誇りと自信を持って山村振興に取り組んでまいりたいと存じます。
 この法律の中で、「森林については、その有する国土の保全、水源かん養、自然環境の保全、公衆の保健、地球温暖化の防止、林産物の供給等の多面にわたる機能(以下「森林の有する多面的機能」という。)が持続的に発揮されることが国民生活及び国民経済の安定に欠くことのできないものであることにかんがみ、将来にわたって、その適正な整備及び保全が図られなければならない。
 森林の適正な整備及び保全を図るに当たっては、山村において林業生産活動が継続的に行われることが重要であることにかんがみ、定住の促進等による山村の振興が図られるよう配慮されなければならない。」と基本理念が規定されました。
 この基本理念である「多面的機能の持続的発揮」を実現するための政策として、「森林の整備」、「森林の保全」に関する規定の他、「山村地域における定住の促進」、「国民等の自発的な活動の促進」、「都市と山村の交流等」が規定されました。
 なお、林業に関してもその基本理念及びそれを実現するための政策が規定されております。
 この法律に即して10月には「森林・林業基本計画」が閣議決定され、森林・林業政策が、今後、総合的かつ計画的に実施されることとなり、14年度政府予算案においてもこれを踏まえた施策が盛り込まれております。
 このような中で、当連盟としては、昨年11月の臨時総会において「国土の半分を占める山村市町村が森林の整備・保全等により国土の保全・環境の保全等の役割を全うすることができるよう、山村市町村に対する新たな財政措置及びその財源としての新たな税制措置(「環境保全税(仮称)等」)を講じることを強く要望する」旨の決議を行い、政府、国会に対して要望活動を行いました。
 今年も、山村振興法、森林・林業基本法等を踏まえて、山村振興政策が拡充・強化されるよう、力強い運動を行っていきたいと考えています。
 会員の皆様方におかれましては、それぞれの地域の条件と特性を生かし、叡智と努力を傾注して、個性ある地域づくりを行っていただき、山村に対する国民の大きな期待に応えていただきたいと存じます。
 年頭に当たり所懐の一端を申し上げますとともに、全国の山村のご発展と会員の皆様方の一層のご健勝を心からお祈り申し上げ私の新年のご挨拶とします。


   
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