山村振興全国連絡協議会(都道府県の山村振興担当課長で組織)の平成17年度中国・四国ブロック会議が山口県農林振興課(松永貞昭課長)の主催により9月1日(木)、2日(金)の両日、山口県錦町において開催された。
 会議には、中国・四国7県から15名が出席した他、来賓として農林水産省農村政策課秋葉課長補佐、中国四国農政局農村振興課井門課長補佐、石田係長が出席し、全国山村振興連盟からは木村参事が出席した。
 1日は、錦グリーンパレス会議室において、松永課長からの開会挨拶の後、農林水産省秋葉課長補佐から平成18年度山村振興関連概算要求の概要等の中央状況についての説明があり、中国四国農政局井門課長補佐から管内の「元気な地域づくり交付金」による事業の進捗状況、全国山村振興連盟の木村参事から連盟の活動状況報告が行われた。
 続いて、意見交換に移り「山村振興方針」作成の進捗状況や参考となる資料等について、あらかじめ行われたアンケート調査を基に熱心な意見交換が行われた。
 当日は、「きらら夢トンネル」の現地調査が行われた。旧国鉄が作って一度も列車を走らせることの無かったトンネルを利用して、紫外線が当たると光る石を用いて描かれている絵がトンネルの長い壁に延々と続き幻想的であった。アイデアの卓越さと美しさ、そして、昔の博覧会場で使用していた「とことこトレイン」を走らせる等、地域にあるものは何んでも利用しようという意欲が感じられる。
 2日は、錦町の府谷地区の滞在型体験農園施設「グリーンピア山里」を現地調査した。
 5戸のコテージと前庭の農園は非常にきれいに管理されており、アスパラガス、サトイモ、サツマイモ、ヤマイモ、コンニャク等が栽培されていた。
 受け入れ先である府谷地区の「府谷グリーン山里会」の中村貞夫会長から、利用者の栽培作物や施設の利用状況、地元との交流等について説明があり、利用者の方はほぼ毎週来ており集落の方との交流も進んでいるとのことである。
 また、中村会長から「府谷グリーン山里会」結成の経緯や活動状況の説明があり、会員は府谷地区集落の全員であり、農産加工組合等の各種組合、婦人会等の部会、消防団等の各団体を一本化した地区組織で集落の生活と密着しており高齢化が進む中、無くてはならない存在であるとのことである。今後は、NPO法人化も考えているとのことである。
 錦町は、平成18年3月に岩国市等7市町村と合併して新岩国市となる予定であるが、今後、ますます「府谷グリーン山里会」のような活動組織が核となって山村地域を守り、振興発展させていく必要があると思うとの錦町職員の話が印象的であった。
 最後に、「道の駅ピュアラインにしき」において錦町農林課中西係長から「錦町の農業施策」等の説明があり会議は終了した。

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