山村振興全国連絡協議会(都道府県の山村振興担当課長で組織)の平成18年度中国・四国ブロック会議が9月7日(木)〜8日(金)の両日、徳島県美波町と勝浦町において開催された。

 1日目は、徳島県農村整備課中山間振興室吉岡宏美室長の歓迎の挨拶があった。続いて美波町由岐支所地域振興室小坂進室長と伊座利漁業協同組合吉野清組合長から伊座利地区振興について宿泊施設の一部に「アラメ加工処理施設(農林水産物処理加工施設)」を併設し、地域振興を図っている経緯と伊座利地区の人口が近年3割程増加した等の説明があった。
 伊座利地区は大きなアワビが採れる等、豊かな海の漁村集落であるが、かつては道路事情が悪く町の中心部と隔絶していた。
 しかし、道路が改良されたこともあり、地元の人が食べていたアラメを加工して市場出荷することにより、少しでも働く場を確保したいと考えたこと。更に、伊座利地区の山村留学ならぬ「海の学校留学」を推進する過程で、留学に当たっては保護者付きを条件としており、働く場を提供することにより長期・短期の留学を勧めてきた結果、地元の若い人達がUターンし、跡継ぎも居着くようになり若者人口が増加した。
 また、吉野組合長は伊座利地区では、昔から地域における相互扶助、面倒見の良さがあり、そのことが人口増加に繋がったと強調していた。

 2日目は、会場を勝浦町の農村体験型宿泊施設「ふれあいの里さかもと」に移し、中国・四国各県から参加した12名と農林水産省、地元勝浦町等の参加者により会議を行った。
 最初に、勝浦町中田丑五郎町長から挨拶があり、続いて農林水産省農村振興局農村政策課林友和山村振興係長から「平成19年度山村振興関連各省庁予算概算要求額」等の説明、中国・四国農政局整備部地域整備課井門恒生課長補佐、竹内司係長から「元気な地域づくり交付金事業の進捗状況」等の説明、全国山村振興連盟木村弘信参事から活動報告があった。

 会議の内容は次のとおりである。

.中央情勢について
 農村政策課林友和山村振興係長から「平成19年度山村振興関連各省庁予算概算要求額」の説明と山村振興法の「認定法人の税制措置」に関する説明等があった。

.中国・四国農政局における「元気な地域づくり交付金事業の進捗状況」等について
 地域整備課井門恒生課長補佐から中国・四国農政局の「平成19年度予算概算要求概要」、「元気な地域づくり交付金事業の進捗状況」、「会計検査関係」等の説明があった。

.全国山村振興連盟の活動報告について
 全国山村振興連盟木村参事から自民党山村振興委員会における連盟の活動状況等について報告を行った。

.勝浦町「ふれあいの里さかもと」の活動等について
 坂本グリーンツーリズム運営委員会代表海川喜男氏、勝浦町産業建設課玉置守課長補佐から廃校となった学校施設を活かした宿泊施設の運営について説明があり、農産物加工の体験学習としてこんにゃく作りが好評なこと、宿泊利用者としてお遍路さんが最も多いとの説明があった。

.各県提出議題について
(1)振興山村の区域指定の見直しを行ってはどうか。(国に提案したい。)
(2)山村振興計画について、各市町村の取組実態や県の指導方法の意見交換
等があって会議は終了した。
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