【岩永峯一 自由民主党林政調査会長挨拶】
 只今、御紹介いただきました自由民主党林政調査会長の岩永峯一でございます。
本日は、全国山村振興連盟の平成19年度通常総会が、かくも盛大に開催されるにあたり、自由民主党を代表して一言御挨拶を申し上げます。
 まず、ここに一堂に会し、全国各地において山村地域を守っていただいている、全国約800の振興山村市町村の首長さんをはじめ、御参集の皆様方の日頃よりの御尽力に対し、心より敬意を表し、御礼申し上げる次第であります。
さて、この場で改めて申し上げるまでもなく、我が国の国土の約7割が森林でございます。その大部分が山村地域で占められておりますが、山村が果たしている食料や木材の安定供給といった役割、国土・自然環境の保全、水源のかん養など、重要かつ多面的な機能は、ここに御集まりの皆様方の日頃の御尽力によりまして発揮され、国民の安全・安心で豊かな暮らしの支えとなっているわけでございます。
 さらに、地球温暖化防止に関しましても、森林による二酸化炭素の吸収量を着実に確保していくためには、健全な森林の整備・保全が必要不可欠なわけでありますが、温室効果ガスの削減目標の第一約束期間を目前に控える中、日本の国土を守る山村地域が活性化して山村がしっかりと維持されていくことが、京都議定書その他の問題から考えましても非常に大事なことであります。
このために、我々は、19年度予算において、18年度補正予算も含めて総額765億円の間伐対策予算を確保したところであります。更に、20年度においても必要な面積をきっちりと間伐できる予算の確保に目下全力を挙げて取り組んでいます。
一方、山村地域は、依然として産業の衰退、人口の減少、少子化・高齢化が進み、地域社会の活力が低下し、耕作放棄地の増加、森林の荒廃が進んでいるところであります。
 このため、自由民主党と致しましては、地域活性化特命委員会を立ち上げまして、党を挙げて地方に元気を呼び戻すための施策推進に向けた議論を精力的に進め、このたび「地域活性化緊急対策」を取りまとめたところでございます。
 今後は、この緊急対策に基づき、地域間の財政力格差の縮小を図り、また地域活性化のための方策が推進されるよう、全力で取り組んでいく考えであります。
 更に、皆様の強い御要望にありますように、最近は、広域化、深刻化する鳥獣被害が山村の疲弊に拍車をかけているところであり、一刻の猶予も許されない厳しい現状に鑑み、二田孝治先生を委員長とされる山村振興委員会と衛藤征士郎先生が会長を務められている農林漁業有害鳥獣対策議員連盟が連携しまして、今日もお見えになっておられます宮路和明先生を座長とする有害鳥獣対策検討チームにおいて、議員立法による鳥獣被害対策に関する特別措置法を本臨時国会において成立させるべく、取り組んでいるところでございます。
 私は、農林水産委員会の筆頭理事をさせていただいておりますが、今、宮路先生とともに、各党に向けて説明をして、できれば委員長提案でこの法案を採択可決して貰いたいということで、精力的な動きをしているところであります。民主党との話の中で、動物保護を訴える議員の方々の抵抗に遭いつつあるわけであります。
 皆様方、地域の状況の中で、何卒、有害鳥獣被害がどれだけ地域に弊害をもたらしているか、十分に御説明をいただき、全国会議員にご協力をいただけるよう取り組みをしていただければありがたいと思います。
 我々も体を張り全力でこの問題に取り組んで参りたいと思います。
 最後に、本日御参集の皆様方の御健勝と全国山村振興連盟の益々の御発展を祈念致しまして私の挨拶とさせていただきます。