【中谷 元 自由民主党山村振興特別委員会委員長挨拶】
中谷委員長  ご紹介を頂きました自由民主党山村振興特別委員会委員長の中谷 元でございます。
 今日もわが党の議員が大臣経験者も含めまして多数お招きを頂いておりますが、今日8時から党で山村振興特別委員会を開催致しまして、全国山村振興連盟の幹部の皆様方もご出席を頂きまして意見交換をさせて頂いたところでございます。非常に熱意のある生の声でありまして、大変厳しいお叱りもございました。そして、切実なるご要望もございまして誠に身を切られるような思いでございましたが、実際現場で町村長として責任を持って地域の政治を運営されている皆様方におかれましては、まさにこの問題は大変重要な問題であるということで、まさにしっかりとした山村振興対策が今、国策として必要であるということでございます。ご意見を伺っていまして感じましたのは山村こそが日本の心の原点でございまして、山村にこそ日本の国土、社会、文化、人材、これの原点があるという意味でしっかり守っていかなければならないということでございます。
 しかし、今非常に大変な事態が発生を致しております。政権交代に伴いまして、この山村を責任を持ってやっていく立場が一体誰なのか、我々は今まで政権を担っておりましてその辺につきましては足らざるところは認めていくわけでありますが、政治主導という名のもとに非常に一方的な拙速な形で政策決定が行なわれようと致しておりまして、我々が実施しました景気対策のための補正予算も三兆円、実に簡単にカットをされております。
 また、概算要求につきましても、公共事業マイナス20%、如何にこの公共事業が地域の社会の下支えをして大事な問題であるかという認識が本当にあるのかという気持ちで一杯であります。また、現在行われております事業仕分け、これも中山間対策事業や農林水産業も俎上には載っておりますが、議論を観ておりますと僅か一時間の議論で税金の使い方に無駄かどうかとこういう一点でいとも簡単に廃止とか予算半額とか見直しとか、こういう結論を出されているこの状態につきまして、本当に心配をし、問題だと思っておりますし、今まで官僚の皆様方もそれなりの責任や自負を持って対応していたところ、もう全く決定に関与できない状況で、まさに官僚の皆さんにおいても責任の不在というか折角やる気がある体制を生かし切っていないんじゃないかというような状態が続いてしまって悪い影響が出ないように非常に心配をしつつ、出来ることは精一杯やっていきたいと思います。
 もう一つの心配は国土交通省、あの八ツ場ダムに象徴されますけれど非常に議論を聞いていますと、より税金の使い方を効率化しろという理屈で全ての物事を判断しておられるのではないかと大臣に心配を致しておりますが、最近出ました雑誌でも国土交通大臣が今まで地方に対して税金や財政を投入し過ぎたと、いわばコンパクトシティーを目指して効率化を目指しますと堂々と書かれております。
 我々としては国会の場でこういう姿勢は厳しく追及をしたいと思いますが、この全国山村振興連盟の皆様方と手を取って、あまり政争とか与党が野党がということではございませんが、何とか地方の声を国策に生かしますように我が党も全力で対処して参りたいと思っておりますので、何とぞよろしくご指導ご鞭撻を申し上げまして、党を代表してのご挨拶とさせて頂きます。どうも本日はありがとうございました。