・・・・全国山村振興連盟

・・・・会 長 若 林 正 俊

明けましておめでとうございます。
 会員の皆様方にはご健勝で新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
 
 昨年は世界同時不況の中にあって、我が国におきましては政権交代が行われ、政治・経済ともに混迷を深めております。
 私は、このような時であるからこそ、日本民族の原点ともいうべき、自然とともに生き、日本の文化を伝承し、日本人の価値観を守ってきた離島、農山村など人口の流出が続く過疎地域を見直すべき時代になってきたと思います。
 人口のわずか3%の人達が国土の半分を占めている農山漁村が活力を取り戻すことが、国の基本政策の中で重要な位置をしめなければなりません。
 しかし、現実には山村をめぐる情勢は依然として厳しく、立ち遅れている道路、情報通信、医療など数多くの課題に直面しております。
 こうした中、日本の伝統文化の源流を守り、国土保全や食糧、水、木材などの貴重な資源を確保し、地球環境を守るという重要な役割を期待される農山村に対して、国は思い切って施策を拡充する必要があります。
 特に農山村に安心して定住できるようにするためには、雇用の場としての林業等産業の振興を図り、道路の整備、地方バス路線の確保、難視聴地域の解消、医療関係の充実などによって、人が住みつくことができるようにすることが急務です。
 このためには、農林業はもとより産業の立地を積極的に進め、農山村に対し、配分基準の見直しを含め地方交付税を重点配分するなど発想の転換を図り、税財政措置を通じ、その財源を確保することが必要です。この目的を達成するため、会員の皆様と一丸となり、新しい過疎対策法の制定、農山村振興対策の充実強化を積極的に推進するよう、政府に求め、国民に対し理解と協力を求めてまいりたいと思います。
 年頭にあたり、全国の山村地域のご発展と会員の皆様方の一層のご健勝を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。


   
   
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