全国山村振興連盟は、平成24年2月17日(金)午後3時から千代田区永田町の全国町村会館2階ホールにおいて平成23年度第3回理事会を開催した。
 最初に、竹ア会長代行から挨拶があり、その後、理事の衆議院議員吉野正芳先生及び衆議院議員谷 公一先生から挨拶がなされた。
 来賓として出席された農林水産省農村振興局 小林厚司中山間地域振興課長、国土交通省国土政策局 山本克也地方振興課長、総務省自治行政局地域力創造グループ 濱田厚史地域振興室長及び林野庁 本郷浩二計画課長から挨拶をいただいた。
 その後議事に移り、竹ア会長代行が議長を務め、「第1号議案 平成24年度事業計画(案)に関する件」、「第2号議案 平成24年度予算(案)に関する件」及び「第3号議案 山村地域における地球温暖化対策の促進に向けた緊急アピール(案)に関する件」について審議が行われた。
 理事会の内容は、次の通りとなっている。

【竹ア会長代行挨拶要旨】

 中谷会長が別件公用のため出席ができませんので、会長代行の私が会長に代わりご挨拶を申し上げます。3月議会を前に大変お忙しい中、本日の理事会のために遠路ご参集をいただいた理事、監事の皆様に御礼申し上げますとともに、日頃から山村振興関連充実に向けご努力いただくとともに、その対策の実施にあたりご協力を頂いていることに改めて感謝申し上げます。また、本日は、公務ご多忙の中、理事の衆議院議員吉野正芳先生、衆議院議員谷 公一先生にご出席をいただいております。さらに、ご来賓として、関係省庁から担当の課長・室長さん担当官の方々にご出席を賜っております。有難うございます。
 昨年は、東日本大震災をはじめ我が国は災害に踏みにじられたといっても過言ではない年でした。本年は、この未曽有の災害から立ち直りまして、新しい日本を再生していかなければいけない年だと思います。我々山村地域は日本再生の中心になって、様々な困難を克服し前進していかなければなりません。全国山村振興連盟は全国の市町村、都道府県と国会議員の先生方とが手を携えて、山村振興に関する種々の事業を展開するため活動を続けております。今後ともさらに会員の皆様が心を一つにして、一丸となって山村振興対策の充実強化を積極的に推進するよう、政府・国会に求め、国民に対し理解を求めてまいりたいと思います。
 本日の理事会では連盟の平成24年度事業計画、予算についてご審議いただく他、昨今議論されております地球温暖化防止対策について緊急の連盟のアピールを採択して頂きたいと思っております。このアピールにつきましては、同様の内容が本日開催された自由民主党の山村振興特別委員会においても決議されたところであります。熱心なご審議とともにスムーズな議事進行につきましてご協力いただきますようお願い申しあげましてご挨拶とさせていただきます。

【吉野正芳理事(衆議院議員)挨拶要旨】

 私は福島県です。ですから地震、津波そして原発、まだ災害が続いていますが、全国の皆様方から暖かいご支援をいただいておりますことに、この場をお借りして御礼申し上げたいと思います。今朝ほども山村振興特別委員会が開催されまして鳥獣被害等々いろいろな問題について議論をしたところであります。私達は山村に暮らす皆様方の生活を守るために全力で取り組んでいく、そういうことで委員会を立ち上げておりますので、皆様方と連携をしてなんとしても要望を勝ち取るべく一生懸命頑張らせていただきたいと思っています。

【谷 公一 理事(衆議院議員)挨拶要旨】

 兵庫県の谷 公一です。兵庫県といいましても北部の方でして、私の選挙区でも山間部の積雪2メートルを超えております。この度の大雪で東北そして新潟、長野、いかに大変だろうかとご推察申し上げております。今週は、衆議院の災害対策特別委員会で新潟に行き、先週は塩谷総務会長と一緒に青森、秋田の豪雪を視察させていただきました。しっかりとした財政支援もできるように頑張ってまいりたいと思います。また、平成18年の頃と違いまして、多くの方々から空家対策をなんとか国のレベルでしっかり取り組んで欲しいという要望を強く受けました。それだけ高齢化が進んでいる、それになかなか行政の対応あるいは国の仕組みが対応できていないということの裏返しではないかと思います。豪雪の問題、これから議論があるかと思いますが地球温暖化対策税の森林整備への充当の問題等々一つ一つについて吉野先生ともどもしっかり頑張ってまいりたいと思います。なお、今日の直接の議題ではありませんが、多くの方が過疎地域でもあると思います。私も山口委員長の下で自民党の過疎対策特別委員会の事務局長をさせてもらっていますが、先日超党派でやはり過疎法も合併特例法と同じように延長しなければならないという方向でなんとか動こうとそういう動きになりつつあるということをご報告させていただきたいと思います。いずれにしましても、様々な課題が山積していることは事実でありますので、一つ一つ実のある成果を上げて前に行くように、頑張っていきたいと思います。

◎挨拶をいただいた方以外の政府関係の出席者(敬称略)  
     林野庁 森林総合利用・山村振興室長        犬塚昌良
     農林水産省 中山間地域振興課課長補佐      猪俣英史
     農林水産省 鳥獣災害対策室課長補佐         田代健介
     林野庁計画課 森林環境教育推進官          寺村 智
     国土交通省 地方振興課課長補佐           石田 勲


【議 事】
 竹ア会長代行の議長のもとに議事が進められた。
○ 第1号議案 平成24年度事業計画(案)に関する件
○ 第2号議案 平成24年度予算(案)に関する件
   第1号議案及び第2号議案について、岸事務局長が内容の説明を行い、原案通り
  承認された。
○ 第3号議案 山村地域における地球温暖化対策の促進に向けた緊急アピール(案)に
   関する件
  岸事務局長が内容の説明を行い、原案通り承認された。

 理事会で承認された平成24年度事業計画は次の通りとなっている。
   
平成24年度事業計画

 山村は、農地・森林の持つ国土保全・環境保全、地球温暖化防止等の役割がますます重視され、また、都市住民等の憩いの場としての豊かな自然環境への期待が高まっている。一方、山村では、少子化・高齢化の進行、定住人口の減少等山村の維持・存立自体が懸念されている。
 平成24年度においては、このような情勢を踏まえ、山村振興法、農山漁村活性化法、鳥獣被害防止特措法等に基づく施策並びに新たな山村振興施策の推進について、政府、国会、国民の理解と支援を得るとともに、全国町村会等関係団体との連携を密にし、振興山村市町村の一層の連帯の強化を図るため、以下の事業を実施する。

1.山村振興政策に関する提言及び政府予算対策
   山村の持続的発展を図るための山村振興政策が適切に実施され、山村振興対策の
  総合的推進に必要な予算、地方財政措置が確保されるよう、農林水産省、国土交通
  省、総務省をはじめ関係各省庁、関係各党と十分連絡を取りつつ、山村振興施策に
  関する提言を行うとともに政府予算確保運動を行う。
2.山村をめぐる諸問題についての情報の収集、調査、検討
   山村振興対策に関する提言、山村市町村に対する情報の提供等を行うため、山村
  をめぐる諸問題についての懇談会の開催、各種情報の収集及び調査並びに分析・検
  討を行う。
3.山村振興を図るための啓発・普及活動の推進
   山村振興の重要性について広く国民の理解と協力を得るため、関係団体との連携、
  ホームページによる情報提供、冊子の発行等を行う。
4.山村振興対策の計画的推進
   山村振興対策の計画的推進を図るため、振興山村市町村及び都道府県の山村振
  興実務担当者並びに支部の担当者を対象に、山村振興計画の作成、山村振興施策
  推進等に資するための研修会を実施する。
5.会員等への情報の提供
   山村振興情報(月1回)の発行、ホームページ等により、会員、関係方面に対し山村
  振興に関する情報を提供する。
6.山村振興全国連絡協議会への助成
   協議会の運営費の一部を、前年度同様助成する。
7.各種会議会合等
   平成24年11月に通常総会、7月、10月及び平成25年2月にそれぞれ副会長会議
  及び理事会を開催する。
   また、平成25年1月に支部事務局長会議を開催する。

会議予定月日数回数
通常総会
副会長会議
理事会
支部事務局長会議
1月
7月・10月・2月
7月・10月・2月
1月
7月・8月
1



各2
1



各1

 なお、「山村地域における地球温暖化対策の促進に向けた緊急アピール」は、別稿に掲載しています。



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